あるあるあるの連続「凡人のための地域再生入門」
2018.11.25 代表あべの妄想やら備忘録
まだちょうど読んで半分のところですが、木下斉さん著書「凡人のための地域再生入門」読書感想文的な。
東洋経済に連載の記事が、超リアルでバッサリで、そんな著者が書いた本を読んでみたいと思ったのがきっかけでした。
https://toyokeizai.net/category/chihou-real?page=3&per_page=15
綺麗事にしたがる「地域再生」の現実を滅多刺し。笑
清々しさすら感じる内容で、実にオススメの記事です。
一方こちらの著書の方は、小説仕立ての展開で、いわゆるよくいるタイプの30代前半の悩める地方出身の男子が
地元で事業を始めようとする中、出会う人間のタイプ・陥る問題・ぶつかる壁、それでもアクションを起こし作って行こうという若者が、魑魅魍魎どもと戦いつつリアルに前向いて歩むストーリー。
そんな若者が一人でも多く生まれ、自分の体験を持って難題にぶつかった時の気持ちを支えようという内容になっていると思います。
特に不動産ありきの仕事をしている私に取っては、4章のなんとなく使えない不動産を相続してしまったオーナーさんの下りのあたりが「わかるわかるわかる、あるあるある」なのでした。
*Coworker’s Kitchenの本棚に置いてますので、メンバーさんは是非どうぞ〜♫
文章内にもありましたが、地域再生できない問題点の中リアルに感じていること
<空き家がなぜこれだけ騒がれているのに、実際にあるのに、市場に出てこないのか>
よく聞かれる質問。
利活用したい人は五万といるのに、あるはずの空き家物件が出てこない。
なぜ???
「空き家の持ち主が、自分の物件を空き家と思っていないから」
空き家の所有者が空き家問題に対する問題意識がないんです。
<シャッター商店街がなぜできるのか?>
「事業をやめたけど、二階に住んでいるし、家の構造上1階だけ貸すわけにいかないからそのまま」
自分がシャッター商店街作っている意識がないんです。
<こうすればいい、ああすればいい、政治が悪い、市長が悪い、市議会が悪い言いたい放題の評論家達が街を潰す>
彼らが実際に何かアクションを起こすことはなく、具体的にやろうとする人間の心を折る。
「そんだけいうならてめえがやってみろ!」
街の為に何かやってる人が言うと、評論家達は口を閉じますが、また裏で悪口を言う 笑
心折れることなく、何かやろう!とした時、何から始めるか。
阿部的には「大好きな街の為に、自分が何ができるかな?」から考えると良いのかなと思います。
何でもかんでもできない事をやろうとするのではなく、
「自分の得意な事・好きな事」と「社会問題・街の問題・こんなのがあったら良いな」をくっつける作業をしてみる。そこに糸口があると思います。
さてさて、、
Coworker’s Kitchenでは!そんな「やるぞ!と言う人」を全力で応援します!
また、Coworker’s Kitchen には「やるぞ!な人」「もうやってます!」な人がメンバーさんにたくさんいるので力になります。
わたくし阿部も「やるぞ!」な人には全力支援!!
ただ遊びじゃないんで、中途半端にしたら責任は取ってもらいますが 笑
必要なのは、才能じゃない。
「始める勇気」だ。