できれば楽しいなーのアイディア―湘南対抗空き家創造コンペティッション!!
2015.12.13 代表あべの妄想やら備忘録
先日「空家相談士」という資格のセミナーに参加してきました。
昨今の空き家問題を取り巻く法改正・税制、今後の見通し、相続に関する注意事項を中心に空家の有効活用やコンバージョンの促進を考える為の基本知識のお勉強といったところでしょうか。何事も社会問題と新しい資格の協会はセットだったりしますが、ポイントの視点は面白く大変勉強になりました。
この資格ができた背景、
本年度 「空き家対策特別措置法」という法律が施行されました。
市町村は市町村独自の調査のもと、人が居住していない家を空家として台帳登録することができ、且つその空家の中でも管理が著しくなされておらず衛生面・建物の崩壊の危険がある空家に関しては”認定空家”とし、今までどこまでいっても所有者が同意しない限りどうしようもなかった空家をある一定の期間の注意勧告等おこなっても所有者が対応してくれない場合、行政が所有者に代わって取り壊し等代理執行可能にした法律です。
これまで建物がある限り住居用として固定資産税が軽減されていました(1/6)が、この法律が施行されるとこれまでのようにはいかず、空き家の取引を促す仕組みです。
と聞くと厳しい内容の法律に聞こえますが、
来年度の税制改革では、そういった空家を再生するための取り壊し及び再生利用し売却したときの税金を軽減したり、取り壊しに関する費用を助成金という形で援助する等といった動きがでてきそうです。
そんななか 空家のコンバージョンに関して、
ほんとなんにでも使っていいのだったら苦労はないのでしょうが、用途地域による利用可能な建物の制限や地域協定なんていうのが空家の利用方法を制限し、なかなか思うようにはいかなかったりするんです。住宅として住む人がいないから空家になっているのに、エリアとして住宅にしか使えないエリアだったり、はがゆいジレンマがあります。特に鎌倉市の空き家はコンバージョンしようがない場所が多いのです。。
とはいえ微妙な抜け道はあったり、
例えば居住用の建物のうち、建物面積の1/2以下ならば店舗に利用できる。
とか
そもそもどこまでが店舗でどこまでが事務所になってしまうのかとかいう要件が超微妙だったり。(意外に事務所の方が用途地域の制限が店舗より厳しい)
とか
こういう素人にはわかりづらい点を行政の方で指導していただきながら、最適な空家コンバージョンができればいいなぁと常々思っているのですが、まだあまり素敵な事例を聞きません。
そこで、
まずは市町村ベースで、空き家数件に対して コンバージョンコンペなんてのやってくれないかなぁーと^o^
湘南エリアに在住・在勤の人間に限り、15-20名程度の有志でチームを組み、行政の協力のもと、電気系統等、法律上免許所持者が作業しなければならない場所以外はすべて手作業でDIYを施し出来上がったコンバージョン空家のコンセプトや仕上がりを競い合うコンペ。
そのチームは 子供たちベースでもいいし、チーム全員サーファーとか縛りがあっても面白い
費用は若干の市町村からの支援はあるものの、原則地元住民の寄付や参加者の持ち出しまたはクラウドファンディング等を利用し資金を集める。
なんにしても地元民同士が、空家の使えるところは残しつつ、地域の為になる新しい目的の場所を一緒になって作る。地元の人間たちのつながりを作り、且つそれをコンペ形式でちょっと競い合う方式をとりワクワクを伝播させる。
面白くない??^o^
ひとりワクワクしてきたーーーーー
来週役所に行ってこよう ♬