居住用不動産の活用でかなえる、SDGsな街作り!
2019.01.10 空き家問題への取組
新規案件立ち上げるに際し、オーナー様への弊社の取り組みの説明として
下記内容の文章お送りしました。
「居住用不動産を利活用することが、なぜ今必要なのか」
いくら語っても、なかなか理解していただけないのですが、長い将来・未来の視点で、
自分たちの街をどんな街にしていくか、ヨーロッパの街のように、景観条例を整えてもいいと思うし
残したい建物の維持管理のための財源を外部から調達する、または有効活用するなどして生かす(活かす)事がとても必要だと思うのです。素敵な街並みが、相続等で存続できなくなり無配慮でなんら知恵のない不動産デベロッパーによって更地となっていく様が哀しくてなりません。
弊社が運営するメリットを記載した提案用の文章なので、なんか無駄なとこはあるかと思いますが、不動産をお持ちの方は今一度考えていただきたいなと思います。
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「住宅の利活用で作る湘南流SDGsな街作り」
― 大開発が不要!住宅活用宿泊施設が観光需要と街の商店に循環をもたらすキーに―
株式会社UNIQUE HOMES
阿部 真美
弊社では、現在逗子市を中心として6棟の住宅利活用宿泊施設を運営しております。旅館業の許可を取得した宿泊施設3棟、民泊登録物件3棟になります。
旅館業許可の3棟は古い築40年程度の家屋をリノベーションし、1棟1組限定の貸別荘として運営しております。これらの住宅は趣のある“古民家”ではなく“普通の古い住宅”なのがポイントです。
湘南エリアでも増え続ける空き家、
空き家問題で一番問題なのはこういった“普通の古い住宅” の活用方法と、“空室のある賃貸集合住宅”の活用方法です。
今回は新築物件ではありますが、まるまるまる地区でも今後増えるであろう賃貸集合住宅の利活用手法として、良い事例になると考えています。
<どのような運営をしていくか>
・1部屋1グループの宿泊施設
一番収益率の高い宿泊施設の運営方法は、ドミトリーの安宿の運営ですが、弊社ではいたしません。1部屋2―4名小グループを想定したゆったりとした室内で、客単価は高くなりますが、その分顧客層は良くなり、懸念される悪いマナーのお客様は非常に少なくなります。
・IPADや防犯カメラの設置で、入退室の管理をする。
常時スマホなどの機器で、接続可能。近隣住民の不安や、不審者の立ち入りがないよう、安全を確保します。騒音など万が一の際も速やかに対応が可能です。
・清掃やゴミの処理は、清掃会社に委託。
宿泊者が街のゴミステーションを使う事はありません。ゴミの分別問題などもそのため起こりません。
・食事の提供はいたしません。
その代わり、充実したキッチン設備を整え、街で買い物をし部屋で調理をし食事をすることも可能にします。地元のおすすめの飲食店などをご紹介し、地元にお金が落ちる仕組みになります。
日帰り観光客の回遊エリアはどうしても時間の関係で狭まり、本当の地域の魅力に到達する前に帰ってしまっている現状。地域の魅力に気づかせるには「宿泊し街を体験する」ことが一番であると考えます。
地元の食事をしながら地元のコミュニティに触れてもらう事も良い「旅の思い出」になります。
旅慣れた旅行者はホテルや旅館内で完結する旅より、「体験旅」を好みます。
旅慣れた旅行者はマナーも良く、優良な顧客が多いのも特徴です。
<なぜ住宅を宿泊施設にする事がSDGsな街作りにつながるのか?>
SDGs目標 11:住み続けられる街づくり
SDGs目標 12:作る責任 使う責任
湘南鎌倉エリアには素晴らしい観光資源があります。日本人観光客だけでなく、インバウンド需要が街にお金を落としていただき、街の活力につなげたい、しかし一方で我々の良好な住環境を守りたいという、そんなジレンマがあります。
大規模の宿泊施設やレジャー施設を作ることで一部の人は潤うかもしれない、しかしこれは全ての住民のためにはならない施作であると考えます。
大きな開発をしない、住宅活用の宿泊施設により、
SDGs目標14、15に掲げられる我々湘南人が大切にしたい資源である“環境”の保全にもつながります。
また、まるまる市のまるまるエリアのまるまるまる の雰囲気は唯一無二であり、この大切な歴史と文化を守るだけでなく、オンリーワンな観光資源として、次世代に継承していきたいと考えます。
<旅の思い出は、「出会った人」と「体験した記憶」で作られる>
どこかに旅行した時に心に残る思い出ってなんでしょうか?有名な観光地でもなく、見たものだけでもなく、「どこで、誰と、何をした」記憶ではないでしょうか?旅先で受けた親切や、話した人だったり、地域ならではの体験をしたときの事を一番おぼえているのではないかと思います。
どこにでもある観光施設やお土産は不要です。自分の愛する地元の街を表現し、旅行者に伝え、体験していただく事が「忘れられない旅の思い出」を作ります。
<住まうように泊まる街の体験が「また行きたい・いつか住みたい街」を作る>
弊社では、既存のまるまるやまるまる中心部のみに観光客が一極集中する観光のあり方を変え、街と旅行者が関わり、「良い思い出」作りをお手伝いし、最終的に
“ 街のファン ”になってもらう、そんな観光の理想の未来を住宅活用の宿泊施設で叶えたいと思っております。
その事が、最終的に
<人とお金が循環する全員ハッピーな商店街>
を作る事にもなると思うのです。
弊社の宿泊事業の説明はこちら
https://www.unique-homes.co.jp/stay/
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